・ETHとBaseチェーンの違いがわからない。
・ブリッジの手順が複雑で不安。
・ブリッジの際のガス代や手数料が心配。
こんなお悩みを解決します。
Ethereum(ETH)からBaseチェーンへのブリッジは、DeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)など、様々な用途でBaseチェーンを利用するために必要な手順です。
本記事では、ETHをBaseチェーンにブリッジする方法を詳細に解説します。
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はじめに
ETHとBaseチェーンの概要
Ethereumは、スマートコントラクトを実行できる代表的なブロックチェーンであり、多くのDeFiプロジェクトやNFTマーケットプレイスが展開されています。
一方、BaseチェーンはCoinbaseが手掛けるレイヤー2(L2)ソリューションであり、ETHと比較してトランザクション手数料が低く、高速な処理が可能です。
Baseチェーンのメリット・デメリット
Baseチェーンのメリット
- 低コストでスケーラビリティが高い
- Ethereumのセキュリティを活用できる
- 開発者にとってEVMを利用できる点がメリット
Baseチェーンのデメリット
- まだ発展途上の技術でリスクが高い
- Ethereumに比べてDAppsの選択肢が少ない
- 出入金の際にブリッジが必要で手間がかかる
なぜブリッジが必要なのか?
Baseチェーンはレイヤー2のため、直接Ethereumの資金を利用することはできません。
ETHをBaseチェーンにブリッジすることで、Base上でトークンの購入やDeFiの利用が可能になります
ブリッジの準備
必要なウォレットとツール
ブリッジを行う前に、以下の準備が必要です。
MetaMaskの設定方法
- MetaMaskをインストールし、ウォレットを作成します。
- Ethereumネットワークを追加し、ETHをウォレットに入金します。
≫≫【METAMASK(メタマスク)】インストール~ウォレット設定方法を解説
Baseネットワークの追加方法
MetaMaskを開き、「ネットワークを追加」をクリックします。
「ネットワークを手動で追加」をクリック
以下の情報を入力して、「保存」をクリックする。
- ネットワーク名:Base
- 新しいRPC URL:https://mainnet.base.org
- チェーンID:8453
- 通貨シンボル:ETH
- ブロックエクスプローラー:https://basescan.org
ネットワークを選択に「Base」が追加されたら完了
はじめてでドキドキしましたが意外と簡単にできました!
メタマスクでETHをBaseにブリッジする手順
手順1 MetaMaskにETHを準備
MetaMaskウォレットに十分なETHがあることを確認してください。
ガス代(トランザクション手数料)も必要なので、ブリッジする金額に加えて余分なETHを準備しましょう。
手順2 MetaMaskでブリッジ
MetaMaskを開き、『ブリッジ』をクリック。
- 移動先ネットワークに『Base』を選択
- 移動する額を指定する。(ガス代などの手数料は自動計算)
- 『Confirm』をクリック
- MetaMaskがポップアップし、接続を承認します。
- 「Your Transaction is complete」と表示され、ブリッジ完了
Baseチェーンの残高が増えているいることを確認して完了
ガス代の計算と注意点
ガス代は時刻やネットワークの混雑状況により変動します。
一般的にはBaseチェーン上のガス代は安いですが、Ethereum上のガス代は高額になることがあります。
ブリッジ前に必ずガス代を確認しましょう。
ブリッジの際の注意点
セキュリティ上の注意
ブリッジを行う際には、必ず信頼できるサイトやツールを使用し、フィッシング詐欺に注意してください。
MetaMaskの承認時には、トランザクションの詳細をよく確認しましょう。
以下のような点を注意してください。
- フィッシング詐欺サイトにアクセスしないよう注意する
- MetaMaskのシードフレーズを絶対に共有しない
- 公開されたウォレットアドレスにETHを送らない
- 信頼できないDAppsへの接続は避ける
トランザクションの確認方法
トランザクションが完了した後、MetaMaskやブロックエクスプローラーでトランザクションの状態を確認できます。
特に、大きな金額を移動する場合は、必ず確認することをおすすめします。
トラブルシューティング
ブリッジが完了しない場合やエラーが発生した場合、まずはウォレットの接続を確認し、再度試してみてください。
それでも解決しない場合は、公式のサポートやコミュニティに問い合わせることを検討してください。
例えば以下のような点を試してみてください。
- MetaMaskを再起動する
- ネットワーク接続を確認する
- 最新バージョンのMetaMaskに更新する
- 公式サポートに問い合わせる
Baseチェーン上での活用例
DeFiプロジェクト(Uniswap, Compoundなど)
Baseチェーン上では、UniswapやCompoundなどの著名なDeFiプロジェクトが利用可能です。
これらのプロジェクトを利用することで、仮想通貨の交換やレンディングが可能になります。
NFTの発行と管理
Baseチェーン上では、低コストでNFTを発行・管理することができます。
特に、マニフォルドを利用することで、簡単にオープンエディションのNFTを作成できます
「ずとまものPFP」 のリリース時に使用
「ずとまものPFP」は、2024年6月13日にリリースされた革新的なNFTコレクションです。
このプロジェクトの特筆すべき点は、Coinbase開発のレイヤー2ソリューションであるBaseチェーンの採用です。
Baseチェーンは、Ethereumと比較して大幅に低いトランザクション手数料と高速な処理を実現し、「ずとまものPFP」のミント時には非常に安価なガス代で取引が可能となりました。
イラストレーターのまもるさんとエンジニアのなおこママさんの協力により誕生したこのコレクションは、210体のSNSアイコン用デジタルアートで構成されています。0.021ETH(約12,500円)という販売価格で事前予約制を採用し、1週間のミント期間を設けました。
プロジェクトの収益モデルも注目に値します。売上の半分はクリエイターに還元され、残りは開発費や新たなゲームコンテンツ「どきまも♡メタバースゲーム」の資金に充てられる予定です。この仕組みにより、クリエイター支援とコミュニティ育成を同時に実現しています。
Baseチェーンの採用とユニークな収益配分モデルにより、「ずとまものPFP」はNFT市場に新たな可能性を示す先進的なプロジェクトとして注目を集めています。
≫≫ずとまものPFPのMagicEdenのサイトはこちら
≫≫ZUTTO MAMORUのコレクションサイトはこちら(MagicEden)
なんとガス代が0.000001ETH(約1円)と安すぎる!!
※2024.6.16時点
BaseチェーンのNFTのMagicEdenでの確認方法
1. MgicEdenにログインする
2. 「Select Network」をクリックして、「Base」をクリックする
3. 「My Items」で該当のNFTを確認する
まとめ
ブリッジのメリットとデメリット
ETHをBaseチェーンにブリッジすることで、低コストで高速なトランザクションが可能になります。
但し、BaseからEthereumに戻す際の時間がかかる点には注意が必要です。
将来の展望とBaseチェーンの可能性
Baseチェーンは、ユーザー数と取引量の増加に伴い、スケーリング問題の解決や分散型アプリの発展の基盤として大いに期待されています。
しかし、まだ発展途上の技術であるため、一定のリスクも存在します。
それにもかかわらず、Baseチェーンは今後多くのプロジェクトで利用される可能性が高く、仮想通貨市場で重要な役割を担うことが期待されています。
今回はETHからBaseチェーンへのブリッジ手順と注意点を解説しました。
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